人生100年時代といわれるようになり、アラフィフはそう考えるとちょうど折り返し地点なわけで。。とはいえ、この歳になると働く年齢としては下り坂へ突入し、定年ともなれば年金以外の収入を得ることはできません。
お金の不安を抱えつつ、今後の住宅ローンをどの銀行に委ねるか悩みどころです。
住宅ローンはどこの銀行がおススメですか?
やはり何十年も付き合うことを考えるとメガバンクが安心できますね。金利で考えれば、ネット銀行が安いです。
私くらいの年齢だとどっちの方を利用される方が多いですか?
私のお客様においては、審査や契約などで窓口がある銀行を選ばれる方の方が多いです。
住宅メーカの方からは、少なからず窓口というか担当者がいる銀行の方が手続きなどいろいろとスムーズな雰囲気を感じます。
そもそも初心者の私としては、いろいろと質問をぶつけてみたい気持ちがいっぱいなので、対面で話せる銀行がよいなあとまずは思いました。
各銀行で提供する住宅ローンの特徴
私が本審査を経験した上で各銀行で感じた特徴です。
1.りそな銀行
メガバンクの一角、りそな銀行です。住宅ローンセンタがあるので、土日や平日20時までやっていたりと休みの日や仕事帰りに対応できるのが大きなプラスです。そしてなんといっても対面でお話ができる。アラフィフの私としては安心できました。
一方で、予約がとりづらい。自分についた担当者がいまいち合わなくても変更しづらい。信頼できる担当者で住宅ローンのことを将来に渡って相談できるなと思ってもその方が異動してしまう可能性があるといった点もあります。(こちらはりそな銀行に限ったことではないですね。)
りそな銀行の最大の特徴は、団体信用生命保険だと思います。銀行の方とお話した時もまっさきに団信革命をアピールしてきました。アラフィフには響きがよい特約内容かと思います。
事前審査は早かったですが、本審査には1か月以上かかりました。話を聞いたところによると、書類上で何か引っかかっていたわけではなく、混雑していた時期だということらしく。。なので、急いでいる場合などは審査を優先してくれるとは思いますが、注意した方がよいと思います。
事務取扱手数料もしっかりかかりますし、電子契約はありますが、契約までの時間があまりなければ紙での契約となり、収入印紙代などもかかってきます。
各銀行ともやりとりして住宅ローンについて慣れてくると、だんだん窓口に行くこと自体が面倒になってしまいました。やりとりがわかってしまえば、ネット銀行の方が手続きは楽です。
・auじぶん銀行
とにかく圧倒的な低金利で目を引くauじぶん銀行。初め住宅ローンを検討し始めた時は、住宅メーカの方にネット銀行は、今は低金利だけど、「何かあった時には変動金利をどんどんあげてくる可能性がある。メガバンクは国民への影響を考慮してそこまでドラスティックにならないのでは。」と聞かされて、敬遠してました。
可能性はあるのかもしれませんが、あくまでも想定の話なので、途中から切り替えてネットバンクも検討。
auじぶん銀行は圧倒的に金利が低いです。団信も充実しており、上乗せ金利も低め。
さらに提携不動産会社を通すことで金利をさらに低くしてもらえます。
auグループということで、携帯電話や電気、ネットサービスを利用することで金利を引き下げることができます。
ネット銀行なわけですが、手続きについてはARUHIの営業マンが窓口となってくれます。なので、対面で相談することが可能です。追加で費用が発生するわけではないので、直接やりとりをしたいかたはARUHIをおすすめします。
ちなみにソニー銀行も窓口やってます。
・paypay銀行
こちらも低金利の住宅ローンです。がん50%団信も無料でついてくるというのはお得です。年齢が若いタイミングからであれば、がん50%団信をつけてpaypay銀行はありかなーと思いました。
ただし、アラフィフとしてはがん50%保障が心配なわけで、がん100%にさらに10疾病保障(生活習慣病)をつけると年0.3%上乗せされるので、お得感が薄まります。。
auじぶん銀行のようにソフトバンクユーザだからといって特に金利引き下げはなさそうです。
auじぶん銀行と比べて見ると、これといって大きな特徴がないのですが、ネットで事前審査・団信・本審査と順調に申し込みが進み一番最初に本審査をクリアしたのがpaypay銀行でした。
今思うと一番スムーズに審査申し込みが進んだ銀行と言えます。
初めて本審査が通った時、ホッと一息つきました。団信の時もそうですが、審査が通るかどうかは本当に緊張しますね。。
・三井住友信託銀行
思ったよりもがんばってくれた銀行でした。窓口のある銀行の中で一番対応がよかったです。他行の状況を気にしていて、金利引き下げ幅を本審査のタイミングでがんばってくれました。
本審査まで進めないと出てこない数字なので、審査をする価値はあると思います。
家計応援プランやファストプランといった金利引き下げをしてくれるサービス、子供の年齢に応じた金利優遇などがんばっています。
また、土地と建物の分割融資、建物の分割融資も提携の住宅メーカであればオーケーなので、注文住宅を考えている方はこちらも魅力的だと思います。
ここまではいいことづくめなのですが、団信の特約(オプション)がアラフィフだと、がんになった時点で100%保障にならないため、団信の保障が弱いのが欠点です。46歳未満であれば、保障対象なので、かなり有力な銀行になると思います。
・三井住友銀行
三井住友信託銀行と同じ系列と思いきや基本的には別物の銀行ということでこちらも本審査まで進めてみました。
ただ、結論としては団信オプションが三井住友信託銀行とニアリーですし、金利引き下げ幅は三井住友信託銀行より悪かったです。
・楽天銀行
ネット銀行の割には、本審査の申し込みが紙というのが驚きました。(今は変わっているかもしれませんが。。)
他行との一番の違いはなんといっても、融資事務手数料です。
楽天銀行は一律330,000円(税込)です。多くの金融機関は、融資額×2.2%(税込)なので、圧倒的に安いです。(借りる金額が大きいほどお得)
その代わり、適用金利が高いですね。。手元に資金が少ない場合は有効かもしれません。
また、がん団信50%も金利上乗せ0%なので、お得感はありますが適用金利がそもそも高いなあと思いました。
楽天ユーザの場合、ポイントプレゼントはあります。借りる額からすれば微々たるものですが。。
他のネット銀行に比べて、住宅ローンに力を入れているようにはあまり感じず、、といった所です。
・住信SBIネット銀行
ネット銀行ではありますが、代理店が窓口をやっていたりするので、対面での申し込みが可能です。
金利はauじぶん銀行などと比べると高いですが、そこそこがんばっていると思います。団信と組み合わせることで40歳未満であれば、かなりお得に住宅ローンが組めるなあと思いました。
残念ながらアラフィフの身としては、最終的には選択の候補とはならずの銀行でしたね。。
まとめ
自分のスタイルに応じて窓口かネットかの判断、あとは金利で決めるのか、団信の保障内容で決めるのか、契約できる年齢は何歳までなのか、つなぎ融資の条件はどうなのか、融資手数料はいくらなのか、
など比較するポイントがいくつかありますので、比較する内容に優先順位をつけて、最終的に銀行を決めるとよいと思います。
窓口の銀行であってもかなりがんばった金利を提示してくれる所もありました。時間が許す限り、各銀行としっかり触れ合って、条件面を引き出し、決定していきましょう。
何十年ものお付き合いになりますからね!