住宅ローン、どの金利タイプがよいのだろうか?アラフィフ目線でも考える。。

住宅ローン
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とても現金一括で買えるものではない住宅、、ということで、住宅ローンを考えることになろうかと思います。私もその一人。。

住宅ローンを調べるとまず目に飛び込んでくるのは金利についてです。
住宅ローンには大きく分けると固定金利、変動金利があるのはご存知の通り。。
今は、金利が最低の状態が続いております。
固定金利にすれば、今の低金利が数十年約束される。とはいえ、変動金利の利率の低さがとても魅力的ですね。
不動産会社の人に住宅ローンについてちらりと聞いてみました。
わたし
わたし

住宅ローンって変動と固定ってどっちがよいですかねえ。

不動産会社の人
不動産会社の人

今は変動金利がかなりお得ですよ。変動金利で借りている方が圧倒的に多いです。変動金利で返済シミュレーションしますね。

毎月の支払額を少しでも低く見せるために、変動金利の利率でシミュレーションするのが、基本なんでしょうか。。

一方、とある金融機関の方と話した時、
金融機関の人
金融機関の人

今の金利からは上がることはあっても下がることはないですね。そして世界情勢を見ても上がっていく可能性の方が高いのではないでしょうか。低金利のうちに固定金利とした方がリスクはヘッジされます。

うーん、もっともらしい話でもある。。とはいえ、この金融機関は変動金利を扱っていないので、そのようなことを言っているのかもしれません。

固定金利と変動金利、どっちが良い?

未来を予言できるならば、明確な答えがでるものの、こればかりはどっちが良いという答えはなさそうです。

とはいえ、業界の人に聞いたまとめとしては、

  • 変動金利・・・支払いに余裕があり、金利が上昇しても対応できる人
  • 固定金利・・・将来に不安があり、リスクを先送りしたくない人

といった感じでしょうか。これだけを見ると固定金利にしちゃいたくなりますね。。でも、今は金利の低さから変動金利を選択している人が多いようです。

どれくらいの期間を借りるのか。繰り上げ返済を考えているか。など条件が重なると選択も変化しそうです。

実際、どの金利タイプが選ばれているのだろうか?

それぞれ、メリデメがある変動金利、固定金利ですが、世の中的にどのくらいの比率なのか「住宅金融支援機構」で調査した結果があります。

直近3年で見ると、以下の通りです。

  • 2020年5月調査 変動金利型60.2% 固定金利期間選択型26.6% 固定型13.2%
  • 2021年4月調査 変動金利型68.1% 固定金利期間選択型20.7% 固定型11.2%
  • 2022年4月調査 変動金利型73.9% 固定金利期間選択型17.3% 固定型8.9%

(出展:住宅金融支援機構)

圧倒的に変動金利型なんですね。。。固定型が10%を切っていたのは意外でした。「0.3%」とか変動金利の魅力はたしかにありますね。

金利タイプの比較

それぞれメリット、デメリットがある金利タイプですが、ひとまずまとめてみましょう。

変動金利型
メリット
・当初の金利が低い。
・借入期間中に一定以上、金利が上がらなければ返済額が抑えられる。
・金利が下降すると当初より返済額が減ることもある。
デメリット
・金利上昇リスクがある。
・未払い利息が生じることもある。

固定金利型(全期間)
メリット
・借入時に返済額が決定するため家計管理がしやすい。
・金利変動の不安がない。
・資金計画が立てやすい。
デメリット
・当初金利が高い。
・金利が下降しても恩恵がない。

わたし
わたし

まあ、その通り。聞く人によってお勧めが違うし、正直、どっちが良いのか判断が難しいな。。

アラフィフ目線で考えてみる、、

ローン返済期間をマックスまでひっぱっても80歳までには完済しないといけません。アラフィフでローンを組むと恐ろしいくらい老後が心配な勢いです。。

結局のところ、残りの10年は年金で住宅ローンを払えるわけもないので、貯蓄したお金から支払っていくことになります。そう考えると実際のところは20年で返済できる前提で準備が必要かなあと思います。

この先、変動金利が固定金利を上回ることは当然ありうるわけですが、いまは圧倒的に変動金利が低く、固定金利との金利差を逆転するにはかなりの時間がかかるんじゃないかなあと思います。

新NISAの登場もあり、投資の環境も良くなってきました。変動金利が低金利なうちに少しでも投資に回せるお金を貯めこみ、来るべき老後の住宅ローン返済に備えるのが得策かなあと思いました。

そして20年後、貯蓄して投資に回した利率よりも変動金利が上回れば、繰上げ返済すればよいかなと。

うーむ、やはりリスクのある考え方ではありますが、私はこのような考え方で、変動金利を選びました。

まあ、そもそも変動金利が圧倒的に魅力的で世の中の大多数が選んでいるというのが、大きな理由でもあります。笑

まとめ

変動型、固定型はそれぞれメリデメがあり、理解した上で、自分が置かれている状況に応じて選択することになります。

金利ミックス型を選択に加えたり、銀行の条件を見比べたり、金利がこうなったら繰上げ返済をしてみようとか、いろんな戦略?が考えられます。

オンライン保険相談やFP相談などでは、住宅ローンシミュレーションなどもできるようなので、相談してみるのもよいかと思います。

 

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